今回はFor Tracy Hydeの「Film Bleu」(2016)について書いてみます。
- アーティスト: For Tracy Hyde
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2016/12/02
- メディア: CD
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フォトハイに関してはメンバーである夏botさんの宅録時代から音源は耳にしていて「やっぱりすごいなーいいなー!」と思っていました。
ちゃっかりラブリーサマーちゃんが在籍していた頃の音源である「In Fear Of Love」も持ってます。
そしてようやく今回の「Film Bleu」で全国流通盤が発売されるということで、実はかなり楽しみにしてました。
結論から言うと本作を聴いてフォトハイに対する「いいなー!」が「好きだ!!」という確信に変わった感じです。
本作は前半〜中盤はポップな楽曲、中盤から後半にかけてはドリーミーな空気の楽曲。そして最後はまたポップな曲でアルバムが終わっていく。
アルバム内に収録されたインストの効果もありとても自然に、一枚のアルバムがストーリーのように展開していく。
僕は特に「Overexposure」から「あたたかくて甘い海」までのドリーミーな流れが気に入っています。シューゲイザーやチルウェーブを思わせるサウンドで、まさにアルバムタイトルのように、映像が頭に思い浮かぶような音像とメロディーがとても心地良いです。
その中でも「Emma」が個人的にすごく好きな曲で、幻想的なサウンドと美しいメロディー、後半のサックスが入る展開もかっこいい!
PVも作られた「Favorite Blue」のイントロのギターの音とかもすごく気持ちが良くて好きだなー。
もちろんポップな曲も好きな曲ばかりで、アルバムを通して聴いてダレる瞬間がない。「First Regrets」は前からずっと好きな曲。
オールシーズン夏を感じられるようなアルバムだと思ったけど、実際夏に聴いたらもっとしっくりくる気がした。今後の彼らの活動もとても楽しみです。