日々の寄り道

俺の人生のひとりごと集

台湾旅行3日目 〜淡水、九分編〜

そして楽しかった台湾旅行も実質この日が最後。ツアーのスケジュール上、4日目の朝4時にはホテルを出ることになっていたから。


この日は九分はともかく、もう一カ所はちょっと迷ってて。国立故宮博物院行こうとも考えてたんだけど、2日目の中正紀念堂での暑さが頭に残ってたのと、美術みたいな人工的なものよりもっと台湾の自然を感じたいと思って淡水に行くことにした。
前日までの疲れもたまっていたし、台湾は10時すぎくらいから少しずつ店が開くことがわかったのでこの日は8時40分に起きた。前の日よりもちゃんと眠れたと思う。


そしていざ淡水へ。淡水へはMRT台北駅から30〜40分くらい。淡水線の終点にあたる。駅をおりると赤れんが作りになっていて、淡水河が見える。どこか江ノ島にも通じる雰囲気をもった場所。台湾だとデートスポットになっているみたい(無論そんなことは知らずに単騎突入した俺)



ここの雰囲気はとても好きだった!来て正解だった。道には雑貨屋や名物である阿給の店、おみやげ屋などが並ぶ。歩いているだけで楽しくなれる。







しばらく歩いているとのどが渇いたので、持ち歩きの飲み物を出している店で紅茶を買う。鉄なんとかっていうミルクティーだったんだけどすごくおいしかった。店の前にいたら試飲させてくれて、「this one please」って行ったら無事注文できた。このthis one pleaseは魔法の言葉。店で注文するときは指を指してこれを言えばまずOK!






そのあとは淡水河沿いにしばらく歩いた。水辺からの風が心地良く、遊覧船も出ているみたいだった。そろそろ名物いっておきたいなと店を決めて阿給を食べた。阿給はあぶらあげの中に春雨が入っている食べもの。見た目はピンクで毒々しいが、味がまろやかなみそ風味。35元。おしかった。







そのあともゆっくり歩きながら戻って、淡水をあとにした。


そして九分。台湾の観光地で一番日本に知られている場所だろう。千と千尋の神隠しのモデルになった場所としても有名。映画のロケ地で使われたみたいで、地元でも完全に観光名所。
ただ今まではMRTに乗っていればすぐにどこへでも行けたんだけど、九分は鉄道とバスを使わないと行けない。移動時間も今までで一番長く最初はちょっと不安もあったんだけど、行くことにした!!






まずは台鉄台北駅で、切符を買う。…早速よくわからない。。w 戸惑ってると駅員さんが助け舟を出してくれた。最初は特急でいこうとしたけど、思ったより本数がなくて結局各駅で行くことに。

で、切符は無事に買えたが今度はプラットホームがよくわからない。台北駅はすごく広くて、プラットホームもたくさんあったから。それで駅員に「excuse me I want to go here(目的地の瑞芳駅を指差す). platform OK?」って言ったら、なんかno.4って言われて向い側のホームを指差してた。それで向いの方にいってもう一度駅員さんに確認したらどうやらOKみたいだったので、車番を確認して電車に乗る。


それで電車に乗ったはいいがしばらくしてほんとにこれは瑞芳駅に着くのだろうか、間違ったらどうしようよし聞いてみよう!!と思い立ち、隣のおばさんに声をかけた。excuse me this train go to here?(瑞芳駅を指差す)と。

そしたら中国語で返されて、首を横にふっていた。え?!これいかないのか?!って思って焦る。おばさんno englishと訴えてて、どうやら通じてないということらしい。それで指を3本立てて見せる。このときはわからなかったけど、あと30分はかかりますっていうことが言いたかったみたい。
困ったので隣のおじさんに同じこと聞いてみた。するとやっぱりうまく通じてないみたいで、首を横に降っている。どうすんかな乗る電車間違えたのかなーと思って焦っていると、翻訳使えばいいじゃん!!と思いつく。


エキサイト翻訳を使い、この電車は瑞芳駅に停まりますかを略してみせたら首を縦にふってくれて。これでようやく安心できた。あと通じてすごいうれしかったw thank you 謝々ーって。3日目になると謝々ってわりかし言えるようになってきてたw
そのあとは英語話せるおばさんが現れてmay I help you?って声かけてくれて、隣のおばさんと英語おばさんに翻訳見せてやっぱりちゃんと停まることが確定してひと安心!

そのあとも英語おばさんはどこから来たのとか、ひとりなのとか、この電車は各駅だから長距離には向かないねとかいろいろ声かけてくれた。瑞芳駅手前になるとnext station!って言って教えてくれて。隣のおばさんと英語おばさんにお礼をして、瑞芳駅になんとか到着!







そのあとは駅前のバス停でバス待ち。すでに行列が出来ていて、九分人気を思わせた。さっきの会話ですっかり味をしめたから、バスも後ろにいた女の子にエキサイト翻訳で九分行きを確認。お礼を言ってバスに乗り込む。
九分までの道のりは時間がそこまでかからないけど、山道でけっこう曲がりくねってる。片道15元。山頂になると少し渋滞していた。無事に九分に到着。


九分は山の上にあり、すでに街を見下ろすといい景色。提灯がかざられた商店街のような道を歩く。やはり完全に観光地で、すごい人だかり。適当におみやげ屋に入り、パイナップルケーキのチョコがけを購入。







そのあと芋圓という名物を食べるため店を探し適当に入る。店員のおばさんはけっこう感じのいい人だった。芋圓の一番定番っぽいのを指差して、this one(ry アイスかホットか聞かれたので冷たい方を頼んだ。





味はまさにみぞれのかき氷に白玉と豆がのったものと考えてもらってOK。白玉好きだから無論これも好きだったw はごたえがあって、全体的に甘過ぎずにさらっと食べ終える。店員のおばさんがありがと、って言ってくれたから謝々って返した!

九分は想像以上に広くて、歩いているだけでもけっこうな距離だった。なにか他にもおみやげをと、自分用にキーホルダー購入。よく旅先でキーホルダー買って家の鍵につけてる。鍵はいつも持ち歩くし、良い思い出になるから。ここの店員さんも笑顔で感じの良い人だった!

そのあとはえびせんを買ってみた。昨日のCDショップの要領でrecommend?って聞いたけど通じなかったから、また翻訳を使っておすすめを尋ねるとえびせんが一番売れているということで。3日目には店でなにか買い終えると謝々ーって言うようになってた。


九分でもまた歩いてばかりになってしまい、疲れてきたので適当にカフェに寄ってジャズミンティーを注文。






外の席からは町並みと海が見えて最高のロケーションだった。店員の女の子が扇風機をつけてくれて謝々って言ったらニコッと笑ってくれてかわいかった。ジャスミンティー、味にしっかりとコクが感じられてうまかったなー。


そのあとは少し歩いて、映画のロケ地にもなった階段を下りて戻ることに。そこに千と千尋のモデルにもなったと言われている店もあり、この階段を下りていくところが一番有名な場所とも言える。景色はきれいで、周りの建物の影響で懐かしくも感じられた。







それでバス停に行ったんだけど、行きか帰りかいまいちわからない。。ちょうど日本人の女の子3人組がいたので、声かけたらバス停もバスも駅に向かうということで。わりとイケイケな感じというか、女子会とか合コンとかしてそうな雰囲気の子たちだった。。w バス内でちょっと話しつつ無事に瑞芳駅に到着!


台北鉄道で台北まで戻ると、空腹と疲労がすっかりたまっていたから地下街にあった美食街を目指す。でもこの美食街までが想像以上に遠かった…!台北駅広いんだね。まず洋服とかが売ってるゾーン、その次にゲームやフィギュアが売っているオタクゾーン(中野ブロードウェイまんまな光景だった!)、それを超えてようやく美食街へ。




(なんかこの猫の絵がやたらと描いてあった)



美食街では親子丼を食べた。ほんとは牛肉のそぼろ丼が台湾でメジャーみたいだからそっちにしたかったけど、店がなくて。これもおいしかった!台湾料理は肉がやわらかくて食べやすいのがいいなと思った。


最後の夜だし夜市行こうかなとも考えたけど、身体は疲れているし今回行きたかったところは全て行った。それにまた台湾には行くことを確信したからそのあとはホテルに戻って休んだ。
ホテルに戻ってしばらくすると友達から人生相談の電話が入る(端的に言うとモテなさすぎて俺はもうだめだという内容だった)という謎の展開を見せたけど、少し寝て空港へ送迎されて、無事に日本に帰ってきた。。



今回初めての海外で台湾に行ったんだけど、本当に楽しかった!!本当に行って良かった!やっぱり国内旅行とは新鮮さが違う!台湾は台湾独特の文化や雰囲気、食べ物の中に日本の物もたくさんあって身近にも感じられた。初めてなんだけど距離が近い、でもやっぱり違う国というか。
初めての海外旅行に興味あるけど不安、という人にも台湾旅行は自信を持って薦められる。移動距離も短く、それで疲れてしまうこともない。時差も1時間だし。危ない目にあったこともなかった。

台湾に旅行して僕はすごくこの国が好きになった。必ずまた行く!!