日々の寄り道

俺の人生のひとりごと集

気まぐれディスクレビュー vol.4 cero「Obscure Ride」

今回はceroの「Obscure Ride」(2015)について。ceroは前からよく名前は聞くけど、音源を聴いたことはなかった。本作は彼らの3rdアルバム。


Obscure Ride 【初回限定盤】

Obscure Ride 【初回限定盤】


それで聴いてみたら確かにこれはすごいなー!と。すっかり彼らの音楽を好きになりました。


D’Angeloあたりに影響を受けたであろう、ジャジーなトラック。トランペットやエレピの音が心地よく響き、ベースが前に出たリズム隊のサウンドが、グルーブを生み出している感じ。


僕が彼らに対して特に良いなと感じたのは、そう行ったジャズやソウルの要素を強く感じさせながらも、とてもJ-POP的で聴きやすい点。


特にMVもある「Summer Soul」や「Orphans」はポップスとして聴きやすく、すんなりと耳に入ってくる。

個人的には「yellow magus」と「ticktack」の2曲が気に入っている。聴いていてすごく気持ちがいい!

アルバムの流れは前半から中盤が勢いを感じられて好きですね。中盤以降はゆったりとした曲が多くを占めるように思う。


ボーカルの声質も軽めというか爽やかな感じで、曲にポップ色を与えていると思う。

ジャジーなトラックに相反するこの声のおかげで、いい意味でくどさが軽減されているように感じた。


ブラックミュージックは良くも悪くも濃い音楽が多いと思うので。かっこいいけど聴くのに体力を使うというか…w


他のアルバムも少し試聴したけど本作ほどはブラックミュージックの影響がないのかな。いつかライブも観てみたいですね。



ゆったりとしたサウンドだけど、疾走感もあっていいですね。



ポップスとしてすんなり聴ける曲。イントロの口笛?もいい感じ。