今回はceroの「Obscure Ride」(2015)について。ceroは前からよく名前は聞くけど、音源を聴いたことはなかった。本作は彼らの3rdアルバム。
- アーティスト: cero
- 出版社/メーカー: カクバリズム
- 発売日: 2015/05/27
- メディア: CD
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それで聴いてみたら確かにこれはすごいなー!と。すっかり彼らの音楽を好きになりました。
D’Angeloあたりに影響を受けたであろう、ジャジーなトラック。トランペットやエレピの音が心地よく響き、ベースが前に出たリズム隊のサウンドが、グルーブを生み出している感じ。
僕が彼らに対して特に良いなと感じたのは、そう行ったジャズやソウルの要素を強く感じさせながらも、とてもJ-POP的で聴きやすい点。
特にMVもある「Summer Soul」や「Orphans」はポップスとして聴きやすく、すんなりと耳に入ってくる。
個人的には「yellow magus」と「ticktack」の2曲が気に入っている。聴いていてすごく気持ちがいい!
アルバムの流れは前半から中盤が勢いを感じられて好きですね。中盤以降はゆったりとした曲が多くを占めるように思う。
ボーカルの声質も軽めというか爽やかな感じで、曲にポップ色を与えていると思う。
ジャジーなトラックに相反するこの声のおかげで、いい意味でくどさが軽減されているように感じた。
ブラックミュージックは良くも悪くも濃い音楽が多いと思うので。かっこいいけど聴くのに体力を使うというか…w
他のアルバムも少し試聴したけど本作ほどはブラックミュージックの影響がないのかな。いつかライブも観てみたいですね。
ゆったりとしたサウンドだけど、疾走感もあっていいですね。
ポップスとしてすんなり聴ける曲。イントロの口笛?もいい感じ。