日々の寄り道

俺の人生のひとりごと集

夏のはなし

まだ梅雨も明けていないのに
もう夏といっても過言じゃない。


夏は季節の中で一番好きかもしれない、暑いのは本当に苦手だけど。
夏ほど感傷的で、開放的で、非現実的な季節はないと思う。
四季の中でもっとも詩的だと思います。


今日は久しぶりに小説を買いました。
川上弘美の「ざらざら」。
この本は今年の3月、
職業訓練の実習の帰りに立ち寄った本屋で見かけたものだ。
なんとなく気になっていたけど、ようやく買ってみた。


小説を読んでいると、自分の感受性が鋭くなっているのがわかる。
小説は数ある娯楽の中でもすごく無愛想なものだと思うから。


小説は紙の上に黒字で同じ大きさの文字が並んでいるだけだ。
面白いところが大きな字になっているわけでも、
文字に色がついているわけでもない。
絵もないし、なにも動かない、音もない。


そんな少ない情報の中から、
情景や物語を汲み取って楽しむことになる。
それはすごく集中力を使うし、
自分の感受性を高めないと物語に入っていくことができないと思う。
だから、小説を読んでいるときは自然と感受性が高鳴っているのを感じる。


久しぶりにドトールで休みつつ、本を読んだりしたんだけど、
カフェでひとりで本を読む時間はすごく贅沢なものだと思う。
もっと金に余裕ができたらブックカフェに行きたい。
落ち着いた空間で、ひとりのんびりとした時間を過ごしたい。


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…と、相変わらずかっこつけたような文章を書く癖が直らなくて
自分の中二っぷりを実感しますが、なんとかやっていけてます。
もうすぐ文月、まだ金欠。