日々の寄り道

俺の人生のひとりごと集

青森旅行 後編(恐山〜青森市街地)

そうして青森旅行の発端ともなった恐山を目指す。その道中250kmという長距離。青森ワールドワイドである(?)

ここで思わぬ力を発揮したのがすっかり放屁人としての地位を確立した桃色である。昨晩は「俺もう明日は起きれないわ〜ふわぁぁ〜」などと口走っていたが、その後ひとりで150kmほどの運転に成功、恐山へとの距離を一気に縮める。汚名挽回ならぬ、屁名挽回を果たしたのだ。

そしてボリスにバトンタッチされた運転席。僕はうつらうつらとまぶたを上げたり下げたりしていた。ボリス、今回かなり飛ばしてた。彼がここまでDriver's Highだったとは知らなんだ。ちなみに彼のipodの中身はミスチルからドラクエのサントラにまで至っており、実に混沌としていた。

そして無事着いた恐山。まず寒い。寒すぎる。三途の川とご対面、僕らまだ全員20代なのにね。




立ちこめる硫黄の臭い、悪い天気。恐山のゲートをくぐる。






入ってすぐはこんな風景。無料で入れる温泉があるけど、ちょっとゆっくりくつろく空気ではない。ただ思っていたより現実でした。もっと浮世離れしているのかな、と期待を寄せていたのだ。その後さらなる奥地へ。思ったより風車がない。






極楽浜。あの世とこの世をつなげるような幽玄と静けさ。






そうして恐山を後に後にした僕ら。無謀にも大間(青森の一番上)を目指す。


この間のことは意識が遠のいていてあまり覚えておらず。気づくと潮の香りに囲まれ、そこは海だった。ほんとに大間まで来てしまった。





マグロの産地として有名な大間。食べないわけにはいかなかった。でもあわびはめちゃくちゃ固かった。マグロだけにすれば良かった。



そして大間から青森へと長い道のり。130kmだろうか。青森ワールドワ(ry この間もあまり覚えてない。ただホテルの駐車場が満車で、コインパーキングに止めたことはよく覚えている(どうでもいい記憶)一日で400km近く移動し、全員疲労困憊である。近くの居酒屋で夕食。



気づけばもう最終日が迫っていた。明日に備えて今日を閉じる。


最終日はまずわらっせへ。ねぶたの博物館のようなもの。外観がかっこいい。なかなか面白い施設だった。



中は写真撮影も自由。撮りまくる。ねぶたはおおきくて、実際祭りでみたらすごい迫力だろう。






そのあとはベイエリアを少し歩いて、新青森へ。



市街地運転を僕が担当。不安でたまらんかったし、美術館についたはいいものの、間違えて障碍者用の駐車場に止めてしまうなどする。市街地の運転はまだこわいっす。そうして青森県立美術館。あおもり犬が有名かな。



GWだったのもあってか大哺乳類展という、ほとんど美術じゃなくて博物館的な出し物をやっていた。家族連れがたくさんいましたね。





常設展はシャガールの絵が一番インパクトあった。幻想的な、どこか絵本のような童心も感じさせられる絵でした。ただ現代美術は奈良よしともだけだったので、ちょっと肩すかしもあったな。
そしてそのあとは美術館隣にある遺跡へ。この辺りから異様に俺のトイレの回数が増える。膀胱が超過労働を起こしていたとしか思えない。





遺跡なかなか好きでした。そして寒い。


そのあとなんとかレンタカーまで車を返したのですが、ガソリンを入れ忘れてたんですよ。それで僕はここまでくるのに必死だった訳です。それでガソスタまでは友人が変わってくれたんですが、帰りはまた僕に運転しろという。
これがもう本当に嫌でw 文句言いまくって。文句いてればめんどくさがって変わってくれるだろうと思ったんですが、結局ダメでした。見透かされてましたね。

まあ運転経験になったし結果的に良かったんだろう…。にしても運転にはまだ慣れない。運転すると余裕が全くなくなるから僕はうるさくなる。友人には迷惑かけましたね。

それにしても今回はほぼ青森一周してしまう旅行でした。これだけの移動はひとりでは間違いなく出来なかったし、友達と一緒だったからできた旅でした。毎度付き合ってもらって本当に感謝です。


それにしてもここ数年GW、天気悪すぎじゃないですか?