日々の寄り道

俺の人生のひとりごと集

味噌汁

それに少し前に気がついて、ずっと気になっていた。
初めはそこにあると知らなかった。


あるときその存在に気がついた。
いつもどおり仕事の途中、休憩に入るときのことだ。


入り口付近にインスタントの味噌汁の袋が置いてあった。


これは飲んでいいんだろうか?


うちのバイトの休憩室には2つの自販機と、
ひとつ給水機(水、お湯、お茶が出る)がある。


その味噌汁の付近には割り箸が置かれているが、
「味噌汁どうぞ♪」的な催促はかかれていない。


俺がこの味噌汁を気にかけるのは2つほど理由がある。
ひとつはこの味噌汁、給水機のお湯を使えば無料で飲めてしまうという点。


コーヒーもコーンポタージュも、その他たくさんの飲料を飲むためには
自販機に小銭を投入する必要がある。


しかし、この味噌汁はタダで飲めてしまうのだ。


他の飲料はお金を払わないといけないのに、味噌汁はタダで飲める…?
明らかな違和感を感じる。


もうひとつはそんなお得なポジションに位置しているはずのこの味噌汁が
ちっとも減っていないように見てる点。


味噌汁は日本の食卓に欠かせない食べ物だと思うし、
この寒い季節、味噌汁を食べれば体の芯から温まるというものだ。
しかし減っていない…。
というかまず飲んでいる人を一度も見たことがない。。。


催促の言葉はないが割り箸はある、無料で飲める、しかし量は減っていない。


俺はいつも飲んでいるコーンポタージュを飲みながら、ひとり考えていた。


「もしやこの味噌汁は飲むととてつもないリスクを伴う代物なのではないか」


想定されるケース①
飲んでいるのをばれると「その味噌汁を飲んだな!今日からおまえは減給だッ!」
などと言われてしまう。


想定されるケース②
歩いている途中に、必ず犬のうんこを踏んでしまう。


しかし、俺は冷静になった。
味噌汁を飲んだだけで減給なんてありえないし、
ましてや犬のうんこを踏むかどうかなんて、ゴッドオンリーノウズじゃないか。


ただ普通とは少し異彩を放ったその味噌汁を飲むことを
なんとなく躊躇していたのは間違いない。


今日のバイトの休憩中、あの味噌汁を飲んでみようと思う。。。





今日はバレンタインなのでマイブラ